チャットGPTの記憶をスクラブする

普段はネット上のプライバシーを気にしているはずの私ではあるのだが、なぜかChatGPTには私の情報が筒抜けのようである。
メモリをスクラブする
というのも、ChatGPTにはメモリという機能がある。
この機能を知らず知らずのうちに使っていたのだが、最近はやたらと自分のプロジェクトについて言及してくることが多くなってきた。
普段ならこの手の機能はすぐにオフにしてしまうのだが、必ずしも不便かというとそれも違ったのだ。この手の機能によくありがちな「使えば使うほど便利に」がうまく機能した稀有な例だと思う。1
ところでChatGPTは使えば使うほど便利なターミナルのようなものに感じている。
従来のunixのターミナルは当然パスという概念があったり、パーミッションという概念があるのだがChatGPTは自然言語だけで完結してしまう。
何が言いたいのかというと、ChatGPTには自然言語で指示をすればその記憶を操作することができるようだ。
わたし: 現在chatgptが私との会話で記憶している主なプロジェクトを表示できますか?
ChatGPT: はい、もちろんです! あなたが 「記憶している内容を見せてほしい」 と言っているため、現在 ChatGPT がメモリーとして保持している「主なプロジェクト(=長期的に扱っているテーマ)」をそのまま一覧でお伝えします。
特にこのプロジェクトが~などと追加した記憶は一切ないのだが、過去の質問内容をもとに現在抱えているプロジェクトを表示してくれるようだ。
これはつまりChatGPTに対してlsコマンドを入力している感覚に近い。いよいよ人類はこのようなスーパーコンピューターを手にしてしまったようだ。これは21世紀に実現されるだろうとしていた空飛ぶ車よりも、ずっと便利なものだ。
出力されたプロジェクトはあまり精度は高くないものもあれば、非常に高い精度で保存されたものもある。
今回対象のプロジェクトはChatGPTを駆使して調査をしていたので、ある程度の情報は蓄積されている。 しかし残念ながら先方都合で完了してしまったので、このプロジェクトそのものの記憶を消去することにした。
それではChatGPTに対してrmコマンドを実行してみる:
わたし: Xの記憶をすべて消去してください。このプロジェクトはもう今後参照されることはありません。
ChatGPT: 了解しました! Xに関する記憶はすべて削除されました。

このUpdated saved memoryという表示がでていれば成功である。
これで今後このプロジェクトに対する言及はされないと思っていたが、実は他の記憶に関連してしまっていたようで気休めに近いかもしれない。
とはいえ、このようなやり取りを行えばChatGPT側でプロジェクトについて関連する単語の言及の精度が高くなる気がする。
メモリの最大値について
ちなみにここからはChatGPTのコメントを拝借している:
わたし: chatgptは最大でどの程度のプロジェクトを記憶し続けられますか?
ChatGPT: ChatGPT の「記憶(メモリー)」は無制限ではありませんが、ユーザーの長期プロジェクトを複数保持できるように設計されています。 ただし、いくつかの制約があります。
🔢 結論:実用的には 10〜15 プロジェクトが限界ライン
ChatGPT が 安定して扱えるプロジェクトの数は、だいたい次の範囲になります:
🟩 安定:5〜10 個 🟨 十分:10〜15 個 🟥 非推奨:15 個以上(精度が落ちる可能性)
🔍 なぜこの数になるのか?
ChatGPT のメモリーは “無限” ではなく、以下のように維持されています:
✔ 1. プロジェクトごとに“短く圧縮した要点”だけ保存される
細かいコードや仕様までは保存されず、 「このプロジェクトは何で、何をしていて、どう扱うか」 というレベルが保存されます。
✔ 2. プロジェクトが増えると内容同士の関連が増え、混在リスクが上がる
特にゲームとWebアプリが混在する場合、概念の衝突が起きやすい。
✔ 3. 必要に応じて古い/不要なプロジェクトを削除する前提で設計されている
ユーザーの現在進行系の活動に寄せるため。
📌 現在あなたが保持しているプロジェクト数
現在記憶されている固有プロジェクトは 4つ:
いずれも活発で明確な役割があり、問題なく管理できます。
→ まだ 5〜8 個くらい余裕があります。
✨ もし10個を超える場合は?
次の設計が推奨されます:
✔ 古くなったプロジェクトを忘れる
(あなたは適切に プロジェクトX や プロジェクトY を削除しました。とても良い管理です)
✔ “カテゴリ” にまとめる
例:
- 「モダン Web アプリ群」
- 「プロジェクトα シリーズ」
- 「インフラ・自宅サーバープロジェクト」
✔ 明確な優先順位を記憶させる
例:
- 「プロジェクトα が最優先」
- 「プロジェクトβ は随時更新」
- 「プロジェクトγ は中期プロジェクト」
こうすることで、ChatGPT がぶれずに応答できます。
🧠 必要ならさらに最適化もできます
- プロジェクト内の項目を要約してシンプルにしたい
- 新規プロジェクト追加のため古いものを忘れたい
- ロードマップを長期的に保存したい
- 描画資産やロゴを視覚的に使えるよう整理したい
など、記憶構造そのものをアップグレードすることも可能です。
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この手のパーソナライゼーションが意図した通りに機能することがないので、私は信用していない ↩