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久しぶりに月曜夜に更新することになったのだが、次の文章を目にした:

Looking around, it seemed the back-end of choice for HTMX devs is Go with Templ. I’ve never really had my “Damascus moment” with Go, but this was a good opportunity to get my feet wet.
周りを見渡すと、HTMX開発者にとって主流のバックエンドはGoとTemplの組み合わせのようだ。Goで「ダマスカスの瞬間」を経験したことはなかったが、これは手を出してみる良い機会だった。

ダマスカスの瞬間」とはなんだろうか、果たしてGoのコミュニティで使われる単語なのだろうか、もしくは汎用的な英語の表現なのだろうか。

気になったのでChatGPTに質問してみた:

面白い表現ですね。「Damascus moment(あるいは road to Damascus moment)」という語を私は(および通常の英語表現の知見では)全く「Goコミュニティ特有の用法」としては確認できません。ただし、それを踏まえて、文脈から意味を「推測」することは十分可能です。以下、考察を整理します。

「Damascus moment/Road to Damascus」の一般的意味

「Road to Damascus(ダマスカスへの道)」という表現は、キリスト教聖書(使徒言行録など)で、サウロ(後のパウロ)がダマスカスへの途中で劇的に神の啓示を受けて改宗する転機を描いた出来事に由来します。(GotQuestions.org 1)

このことから、英語・英語圏では「a ‘road to Damascus’ moment」あるいは「Damascus experience」は比喩的に使われ、

人生・信念・方向性などにおける劇的な転換点、悟り・覚醒のような瞬間

という意味合いを持つことが多いです。(Cambridge Dictionary 2)

たとえば、ある人が長年信じていたものを突然覆したり、全く別の視点に目覚めたような出来事を指して、「That was my road to Damascus moment」と言ったりします。(Wiktionary 3)

したがって、「Damascus moment」という言い回しが「(自分にとっての)劇的な転換点・覚醒した瞬間」の意味で用いられることは、英語として自然です。

文脈からの意味推定:「Go に対する Damascus moment」

引用された文:

“I’ve never really had my ‘Damascus moment’ with Go, but this was a good opportunity to get my feet wet.”

この文脈を読むと、「Go(プログラミング言語)と出会って、何かがガラッと変わった、ある種の目覚め・開眼体験を持ったことはこれまでなかった」という意味に取れます。

つまり、著者はこう言いたい:

  • 「これまで Go を使って、『あ、これこそ自分にとって天啓だ/世界が変わるような出会いだ』と思う瞬間(Damascus moment)はなかった」
  • だが今回の機会(HTMX + Go + Templ を使ってみること)は、Go に対してそういう“目覚めるかもしれない”体験になる可能性があると感じさせた
  • 実際には、「ものすごく高速で動くものを作ってデプロイできる」という体験が、それに近しい喜び・驚きをもたらした、というニュアンスを伝えています

したがって、ここでの “Damascus moment” は、「完全に感銘を受けて価値観が変わるような瞬間(Go に対して)」を指す、筆者なりの比喩的表現だと解釈できます。


プログラミングというよりはもろに宗教的な表現だった。

最初はダマスカス鋼の模様を指しているのだと思っていた。

私にとっての「ダマスカスの瞬間」は最近久しくなってしまった。

おそらくではあるが、最初は新鮮味のあったAIにコーディングをすべて行わせる作業をしているとどうしてもこのような状況と遠くなっていく感じがある。

自分でプログラムを書く瞬間が減ってしまうと本当にプログラミングが目的達成の手段以外の価値を持たなくなってしまうのだ。

AIペアプログラミングはあくまでレビューはするものの、根本的なひらめきを得難いとは思う。

プログラミングが楽しいと感じる瞬間は自分が普段慣れ親しんでいるパターンを繰り返しているときが多い。

私は特にこのブログを通じて趣味でプログラミングを書いていることを強調してきたが、AIにすべてのコードを書かせる行為は趣味とはなかなか言い難い。

しかし一度手にしたこの経験は自分でプログラムを書くことを億劫にさせる。

少なくとも趣味のプログラミングに関しては最低でもCopilotくらいまでの利用にとどめておくほうがよいのかもしれない。

追記:

Minimaテーマをv3に更新してみた。

長らく愛着のあるテーマであったが、どうも行間が読みにくく感じていた。

v3に変更することで読みづらさは少し改善したものの、さすがにJekyllを再び乗り換えようと思うタイミングが訪れている気がする。